![]() | イニシエーション・ラブ (ミステリー・リーグ) 乾 くるみ 原書房 2004-03 by G-Tools |
もう一度読みたくなる本という噂を聞きつけて借りた本です。
一見、普通のカップルが付き合って、遠距離恋愛の果てに分かれる・・とも読める話しなのですが、、、、
実は大きく違ってました。
恐ろしく、そして緻密に組み立てられたストーリです。
主人公は、鈴木夕樹と成岡繭子。
said-Aでは、二人が付き合うまでの話し。
そしてsaid-Bでは、“たっくん”が東京に異動になって
二人が疎遠になっていく・・という話に見えるのですが
ラスト、最後から2行目。
“たっくん”と呼ばれている名前が・・・違ってる??!!
夕樹は夕の字からマユから“たっくん”と呼ばれてたのですが
最後では「辰也?」と呼びかけられています。
一体どこですれ違ったのか、はたまた、二股??!!!
ものすごく驚きました。
最後の最後まで、遠距離恋愛で別れちゃう話だと思っていたし
イニシエーション=通過儀礼の恋というのも
なるほどな・・と思ってたので。
慌てて読み直しました。
偶然検索をかけて、このトリックをとても丁寧に解説してくだった
ページを見つけました。
【ゴンザの園】様
謎解き『イニシエーション・ラブ』 序章 時系列データ
とにかく、すり替え点のトリックが絶妙ですね。
読んだあと、こんなに興奮した小説も久しぶりです(笑)
読み返すたびに新しい発見がありそうです。








凄いですね。凄い。ほぼ全貌を掌握してからも、私はマユちゃんが可愛くて素敵だと思います。きっとそんなに打算は無かったんじゃないかと。一生懸命に恋をしてるマユちゃんには好感がもてます。あるとき「女は魔物だ」なんてゾっとするものですが、「魔物」や打算の正体って、こんな一生懸命な可愛さなのかもって思いました。淀殿だって、北条政子だって、日野富子だって、マユちゃんだったんでしょうね。
コメントありがとうございます。
マユちゃんに好感が持てる18番さんが
素敵ですね。
ついついトリックに目をうばわれがちですが、彼女が、二人とも愛していたのは事実ですもんね。
人を愛するが故に、魔物にも何にもでも
なるのかもしれません。