2010年03月09日

「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎



仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。
昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。
訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。
と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。
精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。


主人公青柳は、配達の仕事をしていたが青年だが
なぜか金田総理の暗殺者にされてしまう。
青柳は、以前、配達先で襲われたアイドルを助けたことから
一躍有名になるが、おそらくその『顔』を利用され
いつのまにか犯人に仕立て上げられ追いかけられていく。

もちろん身に覚えのない青柳は、ただただ逃げるのだが
それでも、学生時代の友達や、元カノの樋口、
偶然知り合った殺人犯、はたまたもぐりこんだ病院にいた入院患者らの協力を経て自分が無実だと晴らそうとする。
しかし・・・

ラストはかなり思っていたものとは違いました。
実は、青柳の偽者(青柳と似た人物)がいたようなのですが
彼は、『青柳の死体』として発見され
青柳自身は、あることをし、まったく別の人生を歩むことになります。

最後、樋口が青柳に気づく描写がなかなかうまかったのですが
相手が大きかっただけに、長いものに巻かれてしまった感が
ぬぐえませんでした。

でも、一つ一つのシーンが緻密に伏線として張り巡らせてあるのはお見事です。


映画にもなりました。

posted by まりこ(^▽^) at 19:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | あ行の作家
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/143172307

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。