2010年03月27日

「ダブル・ファンタジー」 村山由佳



奈津・三十五歳、脚本家。
自分の内面的なこと、コンプレックスを吐き出し、尊敬する男・演出家の志澤に誘われ、家を飛び出す。
何度も体を重ね合わせのめりこむ奈津。
しかし、“外の世界”に出て初めてわかった男の嘘、夫の支配欲、そして抑圧されていた自らの性欲の強さ―。
もう後戻りはしない。
女としてまだ間に合う間に、この先どれだけ身も心も燃やし尽くせる相手に出会えるだろう。
何回、脳みそまで蕩けるセックスができるだろう。
そのためなら―そのためだけにでも、誰を裏切ろうが、傷つけようがかまわない。
「そのかわり、結果はすべて自分で引き受けてみせる」。


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posted by まりこ(^▽^) at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | ま行の作家

2010年03月09日

「ゴールデンスランバー」 伊坂幸太郎



仙台で金田首相の凱旋パレードが行われている、ちょうどその時、青柳雅春は、旧友の森田森吾に、何年かぶりで呼び出されていた。
昔話をしたいわけでもないようで、森田の様子はどこかおかしい。
訝る青柳に、森田は「おまえは、陥れられている。今も、その最中だ」「金田はパレード中に暗殺される」「逃げろ!オズワルドにされるぞ」と、鬼気迫る調子で訴えた。
と、遠くで爆音がし、折しも現れた警官は、青柳に向かって拳銃を構えた―。
精緻極まる伏線、忘れがたい会話、構築度の高い物語世界―、伊坂幸太郎のエッセンスを濃密にちりばめた、現時点での集大成。


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posted by まりこ(^▽^) at 19:55 | Comment(0) | TrackBack(0) | あ行の作家
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